中学数学の定期テストは、事前の準備と対策が勝負を決めます。
この記事では、中学数学の定期テストでの出題傾向や対策、効果的な勉強方法、計画の立て方、その他の重要ポイントや注意すべき点について解説します。
ぜひ、これからの定期テスト対策に生かしてくださいね。
中学数学の定期テストに向けて、事前にできる対策
数学の定期テスト対策は、対策期間に入る前から始まっています。
まずは対策の勉強を始めるよりも前に、事前にしておけることを見ておきましょう。
中学数学の定期テストならではの出題傾向をつかむ
中学数学の定期テストで出題される問題は、主に教科書の範囲内から出題されます。
しかし、その範囲内でも、出題される問題の種類には傾向があります。
例えば、計算問題が半分を占める学校もあれば、文章問題や図形の問題が多く出題される学校もありますし、重要用語の意味を聞くような学校もあります。
また、簡単な問題が中心の学校もあれば、難易度の高い問題を多く出題する学校もありますし、時間内に解ききれないほどたくさんの問題を出す学校もあります。
出題形式も、教科書やワークと似た問題を出す学校もあれば、わざと違ったものを出す学校もありますし、授業で扱った形を優先する学校もあります。
そのため、普段の先生の説明や、授業中に出されるプリントなどから、傾向を読み取ることが大切になってきます。
また、手に入るのであれば、過去のテスト問題を集めて傾向を分析することも大切です。
自分が苦手とする問題の種類や傾向を把握しておくことで、この後の対策を効果的なものにしましょう。
普段の授業や予習復習を大切にする
中学数学は、先に習った内容が、後の内容にまで響きやすい教科です。
そのため、期間中の前半の授業で理解できない部分があると、後半の授業も理解できなくなることになりがちです。
そのため、普段の授業をちゃんと受けることで、前半の授業でつまずかないようにすることが、後々の授業にも大きなプラスになります。
最初のほうの内容が簡単だったとしても、決して油断や手抜きはしないで、日々の授業や予習復習を大切にしましょう。
友達と一緒に勉強する
1人でもよい成績が取れる人はともかく、そうでない人は友達と一緒に勉強する時間を作ることも取り入れてみましょう。
定期テスト対策には関係ないと思うかもしれませんが、友達と一緒に勉強することで、励まし合いをしたり、アドバイスを受けることができます。
また、授業中に自分が理解できていなかった部分や、問題集で分からなかったところを友達に聞いて、疑問点を解決することもできます。
特に定期テストでは、テスト範囲を確認したり、授業中の先生の発言を思い出したりなど、友達に聞くことで思い違いを防げることも多いです。
テスト対策期間はもちろんのこと、それ以外の期間でも、友達と一緒に勉強することを取り入れてみてくださいね。
中学数学!定期テスト対策の勉強法3ステップ
続いては、中学数学の定期テスト対策の勉強法についてお伝えします。
数学の定期テストに向けて、まずは次の3ステップを意識しましょう。
【Step1】教科書の問題を攻略する
最初にやるべきなのは、教科書の問題を解くことです。
教科書の問題は、基本的な問題が多く含まれているため、しっかりと解いておくことで基礎を固めることができます。
また、定期テストでは教科書の類題が最も出やすい傾向があるため、重要な部分をおさえることができます。
まずは教科書の問題を一通り解いてみて、分からないものがない状態にしておきましょう。
【Step2】問題集やワークを3周以上解く
教科書の問題を解いた後は、問題集やワークを3周以上解くことをおすすめします。
同じ問題を繰り返し解くことで、正しい解き方を身につけ、自信をつけることができます。
さらに、間違えた問題をちゃんとやりなおすことで、自分の弱点を見つけ、克服することができます。
この時、どの教材を使ったら良いか迷ったら、学校のワークを最優先にすると良いでしょう。
また、どうやって3周を解けばよいか分からない人は、次の手順を目安にするとよいです。
- 習った週に、その該当箇所のワークを解く
- テスト対策期間に範囲の問題を解きなおす
- テスト直前に完璧を目指す
習った週にその該当箇所のワークを解くことで、復習効果を高めることができます。
さらに、テスト対策期間に解きなおすことで、復習をしっかりと行いましょう。
最後に、テスト前には完璧を目指して、間違えていた箇所などをしっかりと頭に入れておくとよいです。
【Step3】初見の問題で演習してみる
定期テストの問題は、教科書と学校のワークから出されるものがとても多いです。
ただし、実際のテストで、事前に学んだ問題がそのままの形で出題されることは多くありません。
むしろ、問題が少し応用されているか、初めて見る形にしてあるものがほとんどです。
そこで、これまでとは違う教材を使うことで、初見の問題に挑戦しておきましょう。
初見の問題にも取り組むことで、自分の力を試すと共に、問題解決力を高めることができます。
定期テストの勉強法3ステップのまとめ
以上が、定期テストの勉強法の3つのステップです。
テスト前には、しっかりと準備をして、自信を持って臨みましょう。
また、何度も繰り返し解くことで、数学力を向上させることができます。
ぜひ、試してみてください!
中学数学の定期テストに向けた正しい計画の立て方!学習計画の6ステップ
定期テストの学習計画を立てるには、次の6ステップを意識しましょう。
【Step1】テスト範囲を確認する
まずは、テスト範囲を確認しましょう。
範囲を間違えて準備や勉強をしても、よい点数にはつながりません。
教科書や先生から配られたプリントなどを参考にして、出題範囲や問題の種類をリストアップしておきます。
【Step2】どこに力を入れるか決める
勉強の苦手な人ほど、テスト範囲に含まれる内容を全て網羅するのは難しいです。
そういう場合には、自分が苦手な分野や基礎の習得に注力することが大切になってきます。
また、勉強の得意な人でも、範囲の全てをまんべんなく均等にやるのは、効率がよくありません。
それに、最初のほうで触れた、学校の傾向に合わせた練習をすることも大切です。
やたらめったら頑張るのではなく、どこに力を入れるか決めておきましょう。
【Step3】学習に必要な時間を見積もる
どこに力を入れるか決めたら、次は学習に必要な時間を見積もりましょう。
自分のペースや生活スケジュールに合わせて、何日間でどれくらいの時間をかけて勉強するかを計画します。
できもしない無理な時間を決めても意味がないですから、現実的で頑張ればちゃんとやれる時間を見積もりたいですね。
【Step4】学習内容を分割する
学習時間を決めたら、次に学習内容を分割して計画します。
例えば、1日に1つの範囲を学習する、決まったページ数を進める、一度に複数の範囲をまとめて学習するなどですね。
この時、用意した学習時間内にやりきれそうな量にしておくのがポイントです。
正解の形はそれぞれですから、自分に合った学習スタイルを確立しましょう。
【Step5】復習の時間も確保する
勉強計画を立てる際には、復習の時間も確保することが大切です。
特に定期テスト直前には、最後の仕上げとして、最終チェックのための復習をすることが効果的です。
範囲の問題を1回やって終わりではなく、繰り返しやれるようだけの時間を確保しておきましょう。
【Step6】計画の修正・見直しをする
勉強計画は、必ずしも一度に完璧なものになるわけではありません。
途中で予定が変更になった場合や、計画に漏れがあった場合には、修正や見直しを行いましょう。
予定がずれることを見越して、最初から予備日を設けておくのもおすすめです。
中学数学の定期テストに向けた正しい計画の立て方!まとめ
以上が、定期テストの学習計画を立てる6ステップです。
予め計画を立てておくことで、時間を有効に使い、効果的なテスト対策ができます。
ぜひ、参考にしてみてください。
中学数学!定期テストの勉強法3ステップと学習計画6ステップのまとめ
ここまで定期テストの勉強法を3つのステップで、そして学習計画の立て方についてを6つのステップで見てきました。
それぞれのポイントをしっかりと押さえながら、効率よく定期テスト対策を進めていきましょう。
中学数学の勉強法として、中学生がつまずくポイント・失敗例や勉強のコツを、こちらのページでまとめて解説しています。
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中学生の勉強法はこちらも
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