今回はau PAYからのメールに見せかけた迷惑メールだ。
結論:au PAY(KDDI株式会社)を騙るスパムメール。
au PAYからのスパムメール見本
発信元(差出人):au PAY公式(info@au.com)
件名:【au PAY】個人情報確認
迷惑メール本文:
【au PAY】利用いただき、ありがとうございます。 このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。 つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。 お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。 何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。 ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。 ■ご利用確認はこちら ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、 何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。 ━━━━━━━━━━━━━━━ ■発行者■ KDDI株式会社 〒102-8460 東京都千代田区飯田橋3丁目10−10 ガーデンエアタワー ────────────────────────────────── COPYRIGHT © KDDI CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED. 無断転載および再配布を禁じます。
各種payの利用が広がっているが、その1つであるau PAYを装ったメールだ。
携帯電話やスマートフォンで有名なauが発行する「au PAYカード」を装ったメールだ。
中身も定番の、不正利用があったことをお知らせしつつ、利用確認のためにと言って不審なURLへと誘導してくる。
回答しないと利用制限が継続されるとあるが、そもそも利用制限されていないため、継続もされようがない。
そのため、他のところで実際に利用してみれば問題ないと気づけるわけだが、メールを読んで慌てると、なかなかそうはいかない人もいるだろう。
この手のスパムメールは、実際にそのカード会社が使っている文面をそのまま利用することもあるため本当に厄介だ。
その時点で著作権も何もあったものではないわけだが、スパムメールの本文の最後には堂々とCOPYRIGHTを謳うのだから皮肉なものである。
いずれにせよ、むしろこの案内にしたがって確認するほうが、不正利用を呼び込むことになるため、くれぐれも触れないでおきたい。
au PAY からのメールの件名
なお、類似の件名で、中身がほとんど同じスパムメールも存在する。
- au PAY お支払い予定金額のご案内
- au PAY お支払い金額確定のご案内
- 【重要】au PAY からの緊急の連絡
- 【重要】au PAY重要なお知らせ
- <緊急!au PAY 重要なお知らせ>
- 「au PAY」ご利用環境確認用ワンタイムURLのお知らせ
- 【au PAY】重要:必ずお読みください
- 【au PAY】個人情報確認
- 【au PAY】本人情報緊急確認
- 【最終警告】au PAY からの緊急の連絡
件名と本文がずれているものもあるなど、かなり雑だ。
最終警告だと言うなら、それ以上送ってこなければ良いのだが、せっせと送られてくる。
au PAY マーケット からのメールの件名
続いて、au PAY マーケットからを装ったスパムメールの件名はこちら。
- 【重要】au PAY マーケット本人確認のお知らせ
- 【重要】au PAY マーケット からの緊急の連絡
- 【重要】au PAY マーケット重要なお知らせ
- <緊急!au PAY マーケット 重要なお知らせ>
- 【重要なお知らせ】au PAY マーケット ご利用確認のお願い
- 【au PAY マーケット】重要なお知らせ
- 【au PAY マーケット】個人情報確認
- 【au PAY マーケット】お支払い金額確定のご案内
- 【au PAY マーケット】重要:必ずお読みください
- 【au PAY マーケット】事務局からのお知らせ
- お支払い方法変更のご案内【au PAY マーケット】
- 「au PAY マーケット」ご利用環境確認用ワンタイムURLのお知らせ
- 【最終警告】au PAY マーケット からの緊急の連絡
ついでに、差出人は次の2通りである。
- au PAY
- au PAY マーケット
ちょこちょこ変えてくるが、どれも等しくスパムメールだ。
なお、今回は送信者のメールアドレスが「info@au.com」と公式のものになっているが、実際に返信しようとすると「uxcuf@au.com」という謎のアドレスになる。
くれぐれも、問い合わせしようなどとして返信する形でメールを送るようなことは避けておきたい。
何はともあれ、そのまま削除してしまうに越したことはないだろう。