和食の定番といったらお味噌汁。
その味噌汁で人気の具と言ったら何だろうか?
もちろん、それぞれに思い出の味やお気に入りの具があると思う。
けれども、よくあるランキングだと、こんな順位になっている。
「豆腐、わかめ、ネギ、油揚げ、大根、じゃがいも、玉ねぎ・・・」
豆腐(トーフ)とわかめ、この2つがやはり定番中の定番だろう。
なぜこの2つかといったら、一番の理由は「美味しいから」かもしれない。
でも実は栄養の面でも、この2つはとてもぴったりの組み合わせになっている。
豆腐は大豆から出来ていて、タンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれているのはご存知のとおり。
有名なイソフラボンも豊富で、美肌、脳細胞の活性、抗酸化作用、コレステロールの低下など、まさに良いことづくめ。
これが豆腐になると、大豆そのもので食べるよりも栄養が吸収されやすくなるというのだから最高だ。
ところで、コレステロールを下げるのはサポニンという成分だが、これは摂りすぎると体内からヨードを排出してしまう欠点がある。
そうなると甲状腺の異常を引き起こすことになるため、あまり摂りすぎてもいけない。
しかし、わかめにはヨードが豊富に含まれているため、サポニンのデメリットをしっかりとカバーしてくれるのだ。
美味しさだけでない、非常に良く出来た組み合わせだと言えよう。