地図記号でも、野菜と果物は紛らわしい

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地理で習う地図記号。

田んぼは「||」、畑は「v」など、普通は1つにつき1つの記号が対応している。

ところが、果物に関してはそうなっていないのをご存知だろうか。

 

果樹園は と、りんごのような形で分かりやすい。

この中には、「りんご」「ぶどう」「みかん」「なし」「柿」・・・などが含まれている。

 

それでは、「いちご」「スイカ」「メロン」などはどうだろう?

実は、これらの果物は畑と同じ地図記号が使われるのだ。

 

農林水産省によると、「果樹=木本性などの永年作物」「果実=果樹になる実」となっている。

平たく言えば、果樹はその字のとおり「樹木」になる実を指している。

反対に、木にならない「いちご」「スイカ」「メロン」などは、果物には当てはまらないというわけだ。

 

しかし、世間では普通に果物とされているわけで、何ともややこしい。

そこで「いちご」などは、野菜の中でも「果実的野菜」として扱われるという、よく分からないことになっている。

反対に、トマトのように果物(木になる)なのに、世間では野菜とされているものは「野菜的果実」となる。

 

なお、果物の中でも1つだけ特別扱いをされているのが「パイナップル」だ。

パイナップルは野菜か果実かで明確に区別がつかないということで、 という独自の地図記号がある。(ただし、2万5千分の1地図では「畑」の地図記号を使う)

畑(v)の上に樹木(○)があるという組み合わせで、パイナップル畑に決まったらしい。

 

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