一時は、最も有名な謎の1つとして、世間を賑わせたミステリーサークル。
最近はすっかり耳にしなくなった。
それもそのはず、ミステリーサークルはインチキだったことが判明してしまったからだ。
ミステリーサークルの多くはイギリスで見つかっていたのだが、そのイギリスに住む老人2人組がイタズラで製作したと名乗り出た。
実際に短時間でミステリーサークルの作成を実演したことで、宇宙人説やらプラズマ説まで出ていた超常現象説が一気に静まってしまった。
人為的にできたものではないと主張していた専門家や科学者たちは、とんだ話の成り行きで、さぞ痛い目を見たことだろう。
それでも、あくまで超常現象説だと主張する人たちもいたが、2人を真似して製作した人が多数判明しており、ほとんどはそれで説明がついてしまうという。
その後、あまり説得力のある説は出ておらず、ミステリーサークルの発生もほぼなくなってしまったため、イタズラ説以外は日の目を見なくなってしまった。
ちなみに、ミステリーサークルのほとんどが月曜日に発見されてきたのも、この2人が土日を使って作業していたからだという。
また、初期は金曜夜に作っていたため、土曜の朝に発見されいたが、後期は自由に作れるようになったことで、不定期に発見されるようになったという事情もあるとか。
さらには、農場の持ち主が宣伝を目的に作成を依頼していたケースもあったらしいというのは何ともはやである。
全部で250個以上も作ったが、あまりに話題になりすぎて、国や公共機関でも議論が始ったことで、税金を無駄にされるのが忍びないと考えて告白したとのこと。
2人組は最終的にイグノーベル賞(物理学賞)を受賞しているというおまけつき。