蜂蜜と言えば、レンゲやアカシアが有名。
他にも、クローバーやラベンダー、みかんやりんごといった果物も。
珍しいところだと、コーヒー蜂蜜やそば蜂蜜もあるし、最近だと、マヌカハニーもすっかり有名になってきた。
実際には、その他たくさんの花からも集めていて、理科の授業で出てくるアブラナも蜜を持っている。
ミツバチが花を飛び渡って蜜を集めることで、受粉の役に立つ。(虫媒花)
そんなミツバチ1匹が、1日に集める蜂蜜の量は、ティースプーンにたったの4分の1くらい。
そのために1000回以上も、花へ蜜を取りに行かなければならない。
そんな大切な蜂蜜を、ホットケーキなどにたっぷり塗って食べると、あっという間になくなるのは、何だか申し訳なくもある。
ちなみに、蜂蜜は花の蜜を集めただけではできない。
集めた花の蜜は、ミツバチの体内で、酵素の働きによって蜂蜜に変わる。
巣に戻ると、蜂蜜を吐き出し(!)、羽で風を送って水分を蒸発させる。
蜂蜜の当分が凝縮されたら、ミツバチは自分の体表についた花粉を混ぜつつ、おだんご状にしていく。
これを蜜室(×密室)に入れて、蜜蝋で蓋をして保存をする流れ。
蜂蜜があんなに美味しいのは、こんなに手がかかっているからと思うと少し納得。
なお、蜂蜜は1 歳未満の赤ちゃんにとってリスクが高いため、くれぐれも食べさせないように。